Hollow

『不幸とは、幸せである事に気付けない事である。』


名前：ホロウ＝パファロウ
性別：男
年齢：18歳
種族：転化族
身長：165cm/50cm
体重：55kg
職業：郵便配達屋
所属：──
宗教：カーネリア聖教

血液型：O
誕生日：３月15日
誕生花：辛夷(コブシ/自然の愛）
誕生石：ダイヤモンド（清浄無垢）
出身：カーネリア王国
育ち：カーネリア王国

技能：飛行/転化/回復・支援魔法
武器：嘴/翼
防具：衣服
装飾品：──
髪色：白（毛先に焦げ茶混じり）
瞳色：金色
肌色：色白

近況：
しゃかりき郵便配達中。

願掛けで髪を伸ばしてる。会いたい人がいるらしい。

イメージ：










【イラスト提供：negiさん
　衣装デザイン：真城朝霞さん】

●外見
人化時：
のびっぱなしの長髪を三つ編みにして一つに纏め、深緑のボロいシャツを纏う。格好だけは郵便屋気取り。
梟の瞳を隠す為、目深に帽子を被る。
肩から提げる大きな鞄に、郵便物や地図、コンパス、望遠鏡など、ごっちゃり入ってる模様。
私服の際は、シャツにズボン、目深にキャスケット。

転化時：
喋る白梟。
人の腕や肩に止まった際、傷を付けないで済むよう、母の手で爪を手入れされている。


●詳細
貴族の母と平民の父。駆け落ちの末に生まれた子供。
現在は王都の貧民屈に住んでおり、暮らしはお世辞にも裕福とは言えないものであるが、父や母、弟達、大切な家族に囲まれて幸せに暮らしている。
両親と四人の弟と、８人家族。弟の内、二人は双子。
飛行能力を活用して郵便屋を始めたのも、家計を助けたいという自らの意思である。
手紙から小包みまで何でもござれな自営業。時々、弟が手伝ってくれる。
隔世遺伝での転化族で、両親や四人の弟に転化能力はない。物心付いた頃はそれを気にしていた。
驚いたり焦ったりすると、中途半端に転化してしまう。ものすごい間抜けな格好になるので、気を付けたい。
変わった喋り口調は父親譲り。
鳥類との会話が可能で、鳥達から情報を得る事もしばしば。
冒険者に憧れている節がある。

特技はオカリナ。

●武器
・嘴
戦う術を持たない市民故、転化後の嘴が武器。
しかし白梟の嘴は決して大きいものでは無いので、威力は微妙。


●魔術
母に習って習得した魔法。支援・回復系。冒険者に興味があるのを見抜かれたか、攻撃系魔法は教えてもらえなかった。
あくまでも初級。あまり深い傷だと止血しか出来ない。
支援は、大気の精霊の力を借りるもの。対象者の体を薄い壁で覆い、防御力を上げる事が出来るが、完全に防ぐ事は出来ない。
相手の体の疲労を一時的に取り除く事も可能。


●過去
出産と同時に転化。生まれたばかりの子供が梟の赤ちゃんになるという光景に絶句する助産婦や父、親戚一同の中、母だけが嬉しそうに笑ってくれた。直後、父にも抱き上げられる。
幼少期は、人間同士から生まれた転化族である為、祖父や祖母、親戚から気味悪がられている事を気にして引っ込み思案だった。
自分を異質なものだと思っていたが、父が家系を調べ、何も可笑しい事はないと教えてくれてから、序々に明るくなり、今の性格となる。
祖母達の事は恨んでおらず、今となっては気にもしていない。弟達に良くしてくれれば、それで良いと思っている。
弟達の面倒を見ながら仕事をし、学校には通っておらず、計算が苦手。
梟の目を近所の子供に怖がられた事があり、それから帽子を被るようになった。
郵便屋の制服にしている服は、父親から譲り受けたもの。

●家族構成
父：バズ
母：ベル
長男：ホロウ
次男：シギ
三男：トキ
四男：キト
五男：ノズリ


●ベル＝パファロウ
貴族の娘。14歳の頃、蝶々を追って屋敷を抜け出し、街へと繰り出した際に郵便屋と出会う。
初めて出会った、貴族ではない男の子。その親しみやすさと、一緒に居るだけで得られる楽しさに心惹かれるも、使用人に見つかり屋敷に連れ戻される。
以後、誰と話をしていても、礼節的で堅苦しい会話を楽しいと感じられる事もなく、貴族としての暮らしにほとほと嫌気が差していた。
街に来る度に顔を見せに来る郵便屋と、窓越しに話す短い時間を楽しむ内に、恋に落ちた。
18歳の時、見合いと結婚の話を持ち出され、とうとう屋敷を飛び出す。
「一緒に居るだけで楽しい人」。
身分や、豪華で贅沢な暮らしより、それを選ぶ事が出来た人。
家からは勘当され、以降、家族とは一度も逢っていない。

生まれたばかりの梟の赤ちゃんを抱き上げて、何も可笑しい事はない、自分達の可愛い息子だと胸を張った強者。


●バズ＝パファロウ
平民の息子。ホロウと同じく、若い頃は郵便屋をしていた。
自分の住む村だけでなく、周りの街まで足を伸ばす事もあり、ある時、初めて踏み入った街で迷ってしまう。
その時に、出会った貴族の少女がベル。
道案内を受けるままに仕事を終え、余った少ない時間を共にする内に、その性格に心惹かれるも、彼女が貴族であると知って足踏み。
以後、身分差故の片思いで終わらせるつもりで、名乗る事もないまま、しかし街に出向く度に顔を合わせて会話を楽しんでいた。
20歳になった頃、屋敷を飛び出して村まで来たベルを迎え、両親に事情を話し、そのまま駆け落ち。
ベルの決心を知った上で、自らも覚悟を決めた。名乗ったのは、その時。
背中を押してくれた両親には感謝しており、故に今も良好な関係ではあるが、息子への理解が無い事が不満。

胸を張った妻を見て、「あ、そうか、梟なだけだよな普通だよな」と自らも子供を抱き上げに向かった人。これまた強者。

後に、息子の為に家系を調べて、自らの祖先に梟の転化族が居る事を突き止めた。
現在は郵便屋を息子に次ぎ、造船場で働いている。