Theo

『どれだけ手を伸ばそうと　この指先が温まる事は無い。』


名前：セオ＝ジリンク
性別：男
年齢：２１歳
種族：人間
身長：164cm
体重：50kg
職業：機工師/からくり師
所属：──
宗教：無宗派

血液型：B
誕生日：５月19日
誕生花：百合（威厳/純潔/無垢）
誕生石：ラピスラズリ（危機を乗り切る）
出身：不明
育ち：機械王国マキナ

技能：初級魔法/魔道具作成/からくり作成/造形全般
武器：自動装填式銃『リュシオル』/蒼刃のナイフ
防具：衣服
装飾品：安物の銀ピアス/銀と紅玉のピアス/銀製のロザリオ
髪色：栗色
瞳色：深緑
肌色：色白

近況：

各国をめぐり、再びアルジェントへ。


イメージ：










【イラスト提供：negiさん】

●外見
首筋までのクセ毛。跳ねるわうねるわで少々ボサボサ。
右頬に古い切り傷の跡。両耳にピアス。
腕に火傷の跡がある為、夏でも袖は七部丈。左手の銃痕を指貫手袋で隠す。
腰に銃とナイフのホルダーと、ポーチ。色々ごっちゃり入ってる。
主に重ね着を好み、ズボンには右太ももと左ふくろはぎにポケットが付いている。工具やネジ、歯車等の所持の為、収納場所の多い服装。
からくりや機械いじり等、細かい作業をする際は眼鏡を掛ける。
左のピアスは養父の、右のピアスはフーゴ氏の形見。ロザリオはフーゴ氏からの貰い物。

●詳細
『竜と鎧戦争』に巻き込まれた戦災孤児。養父に拾われる以前の記憶が無く、自分の事でさえ、誕生日しか判らなかった。
訛り口調は養父の影響によるもの。
本当の出身、本名は不明。その為、５歳から育ったマキナを出身地としている。
弾丸等の媒体が無いと強力な魔法は使えず、魔法そのものとして使えるのは初級レベル。回復に至っては止血程度。
魔力もあまり無い。
魔法が使えた為に、マキナでは奇異の目で見られる事が多く、良い思い出も少ない。
その経験から、マキナで魔法や精霊への差別が無くならないかと考え、魔法と機械の併合を勉強する為に国を出た。
育ての親の実子を捜す旅も兼ねている。

特技は技術全般と、音楽好き故の歌。楽器も少々。
雪が苦手。

元は、肩につく程度の髪を首筋で一つに束ねていたが、08.07.03、断髪。
切った髪を『友人』に託した。


●武器
・自動装填式銃
メインウェポン。名を『リュシオル』（フランス語で『蛍』の意）
全長25ｃｍ。打撃にも使えるよう、長めの銃身と、グリップの底に鉄があしらわれている。（形のイメージはRuger Mark III）
時間は要するが、３発まで自動で弾丸を装填する仕組み。

・蒼刃のナイフ
フーゴ氏から誕生日プレゼントとして頂いたもの。
全長10ｃｍ程。
名前を考え中。

●装飾品
・安物の銀ピアス
養父の形見。ピアスホールは、寝ている隙に養父の手でガションと空けられた苦い思い出。
両耳にしていたが、今は、左のみ。

・銀のロザリオ
貰い物。滞在先である宿屋の、部屋のドアノブに掛けられていた。故に、贈り主は不明…と、いう事にしている。
誰からか判ってしまった気もするが、確認はしていない。

・銀と紅玉のピアス
『友人』の形見として貰い受けたもの。
大事にしていたのは知っているけれど、どうして大事にしていたのかは、判らず仕舞い。

●魔術
魔法の勉強は、マキナ育ち故に独学。
機械王国での魔法の独学なんぞ限度がある。
その為、血筋故か否か、潜在能力は高いものの、それを使いこなす知識がまるで無い。
魔法を練り上げるのも不安定で下手。魔力を自身から引き出すのも下手。
見かねた養父に、「媒体を持てば魔法の構成が幾分か楽になるかも知れない」とアドバイスされ、弾丸を媒体とする魔弾に至る。
媒体を持たずに発する魔法は、初級レベル。精一杯集中しても、回復は止血程度。

得意属性は雷。

現在、支援魔法を弾丸に込められないか、込めた場合どうなるか、勉強中。
魔法そのものも勉強中。


●過去
雪の夜、アダマス付近の街道で母の亡骸の傍に居た所を養父に保護され、マキナへと連れられる。
養父の過去を聞かされていた為、自分は本当の子供の代わりなんだと思い込んでおり、養父との間に小さなわだかまりを持っていた。
それでも、養父の明るい性格から関係は良好。しかし、本当の子供のように甘えたり頼ったりする事は出来なかった。
機工師である彼に技術を教わり、機械に興味を持つようになる。
学校に通うようになってすぐ、魔法を使える事は隠しているようにという養父の言葉に逆らってクラスメイトの怪我を治癒した事がきっかけで、マキナで浮いた存在となってしまう。以降も人の怪我を癒す事を止めなかったので、更に孤立。友達は居なかった。
養父の勤め先で働く事になったが、見学に行ったその日に事故が発生。養父が他界。頬の傷はその時のもの。
遺品から、彼の息子が死亡ではなく行方不明だと知り、その吸血種を探す為と、魔法と機械の併合の術を求めて国を出た。
雪が苦手なのは、白に埋もれていく母の亡骸を見ていた事が原因。

また、故郷としている養父と過ごした街は、先のマキナの内乱で陥落都市と化し、現在は無くなっている。

●真実
本名『フィニアン＝ベルトゥロ』。
神聖アダマス帝国出身。一般家庭の息子。
神権政治のアダマスにおいて、ファートゥム聖教の教徒では無かった事と、瞳がオッドアイでは無かった事から、ひっそりと静かに暮らしていた。
両親、三人の姉、双子の弟と7人家族。
母方の遠い遠い先祖に悪魔がいるが、その血は薄くなっており、家族全員人間であるが魔力は強い。
４歳の時、『竜と鎧戦争』勃発。同年に、双子の弟が病気で他界。
ショックで気を違え、判断能力を失った母に弟の名前で呼ばれ続けた。
家族に顔を見せると弟を思い出させてしまう罪悪感と、父の言いつけから、部屋に引きこもりがちになる。
それでも唯一、気をかけてくれた三番目の姉とは仲が良かった。
今では、この頃の事は何ひとつ覚えていない。

●家族構成
父：フィンクス
母：システィーナ
長女：ティクス
次女：フィア
三女：ティア
長男：フィニアン
次男：ティニアン

●養父
名を、『ラルス＝ジリンク』。
雪国出身の機工師。妻と子と、三人で暮らしていた。
子供が生まれて６年を迎えようという頃になって、妻が吸血種である事を知り、息子もまた吸血種である事に気付く。
時折流れる、村人を襲う吸血鬼の噂に恐怖を覚え、二人を捨ててマキナへ逃亡。
二年後、罪悪感に耐え切れず、二人を迎えに雪国へ戻ったが、妻は死亡、息子は行方不明となっていた。
自分が傍に居れば。深い後悔を胸にマキナへ戻る途中、息子と顔の良く似た戦災孤児を雪の中で発見し、保護。
自責の念が強く、自分には父親は名乗る資格は無いと考え、拾った子供に自らの過去と本当の父親では無い事を最初から教えていた。
性格は、内面や過去とは裏腹に陽気。訛り口調が特徴。

勤め先の工場で事故があり、養子を庇って他界。

●『友人』
『フーゴ＝イェートシュテット』。（ＰＬ：八十番 一可様）
アルジェントに入国して直ぐ、湾岸地区で知り合った傭兵の青年。
父の形見のピアスを片方（左）落とし、それを探すのを手伝って貰ったのをきっかけに親しくなった。後に、冒険先での護衛を依頼。
次第に、共に居る時間が増えた。
護衛から、友人になり、兄貴分で、相棒。家族のように慕っていた。
08.07.03、大樹林は『「蒼き淵」の永らえの泉防衛戦線』にて没。
その場に居られなかった事、共に戦えなかった自責の念から、彼を『相棒』と呼ぶのを辞めた。
彼の棺に、右のピアスを。言えなかった言葉の代わりに。

その後、遺体と遺品を引き取り、家族の元へ届け、彼の兄から彼の言葉を聞く。
一方的に懐いていたとばかり思っていたが、そうでは無かった。これからも弟で在ろうと思う。
形見として銀の紅玉のピアスを貰い受ける。

●傷跡
・右肩とわき腹の噛み跡
┗07.11.29　大蛇に負わされた傷。腕を食われかけた際の傷で、肩と、脇の下に、毒を持った牙の跡が残った。

・左手の銃痕
┗08.02.06　タロットの悪魔『塔』と戦闘した際の傷。音を糧とする悪魔を倒す為、自らの左手をサイレンサー代わりに銃口へ宛がい、引き金を引いた。貫通痕が残る。

・両腕の火傷
┗08.02.21　英雄の迷宮遺跡にて、火猿と戦闘した際のもの。炎の一撃を両腕でガードした結果。

・腹部の貫通痕
┗08.03.22　マキナにて。機械兵に刺し貫かれたもの。致命傷であったが、回復魔法のおかげで一命を取り留め、数日間の意識不明から回復。当然、傷は残った。

・左肩の貫通痕
┗08.05.07　合成機械兵の弓矢によるもの。

・左鎖骨の刺傷
┗08.05.21　マキナにて、対エレクトロキューショナー戦で負った傷。左の鎖骨、肩よりの場所。弓矢の傷と場所が近く、その影響で左腕が不自由に。

・背中の裂傷痕、首筋の噛み痕
┗08.06.08　大樹林にて、死の騎士に斬られた傷と、彼の従えるグールに首筋を噛み千切られた際の傷。後者の傷は化膿も酷く、痕はしっかりと残っている。

・首筋の吸血痕
┗08.07.18　疫病の毒素を吸血によって吸いだしてもらった際のもの。

・左肩の切断痕
┗08.08.14　死の騎士との一騎打ちの際、左腕を切り落とされた際のもの。魔術により接合したものの、傷痕は残った。